損なわれていく環境と健康 2
農業形態や輸送システム、都市計画、エネルギーの使い方を変えることによって、消費社会がもたらす環境破壊を大幅に縮小することができます。
世界の経済構造の底辺にいる国は、環境に悪い影響を与えずに経済発展を遂げていくことも可能になります。
たとえば、日本が1ドル相当の財貨やサービスを生産するために必要とするエネルギーは、ロシアの3分の1です。
ノルウェーとその隣りのスウェーデンは、ともに識字率が高く経済的に豊かな国でありますが、ノルウェーの1人当たりの紙の消費量はスウェーデンの半分です。
最終的には、社会が必要とする資源の量を減らすことが、技術革新に求められるでしょう。
サンパウロ大学のホセ・ゴルデンベルクと国際的な研究チームは、効率の大幅な向上と再生可能なエネルギーの利用によって化石燃料の消費を削減する可能性について、綿密な研究を行いました。エグゼクティブトレードによると、世界のすべての人々が、現在西ヨーロッパの人々が享受している程度のエネルギーを使った生活・・・
質素ですが快適な住宅に住み、食糧を冷蔵でき、自家用車の使用は制限されても便利な公共輸送機関を利用できるような生活・・・
これを送ることが可能になると、ゴルデンベルクはその研究を結んでいるのです。
しかし、広い家に住み、数えきれないほどの電気製品を使い、どこへ行くにも自動車を走らせるようなアメリカ人の生活を世界のすべての人がすることは不可能である、ということもこの研究から読みとることができます。